慈愛会からのお知らせ

第29回キャリアアップセミナー開催報告

「明日から使える多職種連携のコツ ~スタッフの意識が変わる・患者との向き合い方が変わる医療倫理~」をテーマに、2018年10月26日(金)、鹿児島市勤労者交流センターで開催しました。

琉球大学医学部附属病院地域医療部の金城隆展先生を講師に迎え、300人超が聴講しました。

 

金城先生2

 

金城先生は「臨床倫理士」(倫理コンサルタント)として全国各地で年間80回余り講演されています。

医療・介護の現場における倫理について、金城先生は患者さん・ご利用者の選択肢を増やすことが大切であり、選べる自由がその人らしさ、つまりご本人の尊厳につながると強調しました。

 

金城先生1

 

「病気にならないことを選ぶことはできないが、その病気にどう向き合うかを選ぶことはできる。患者さんの幸せは一人ひとり違うもの。医療の現場では時に、最善の治療をしなくてはという専門家としての思いが先行するあまり、ご本人の思いが置き去りにされてしまう。医療・介護は目的でなく手段に過ぎない。最大の目的は患者さんの幸せを実現させること。多職種の連携においても、専門知識や技能を集約した上で、徹底してご本人を中心に据えて話し合いを持つ努力をしなくてはならない。独断、独善に陥ることなく、よく立ち止まり、患者さんにとっての最善は何か、頭を絞って考え続けください」と呼び掛けました。そして、患者さんの幸福という同じ目的を確認した上で、ご本人、ご家族、多職種間で対話と議論を重ねて、よりよい人生の物語を共に紡いでいけるよう努力すること、それが多職種連携のコツ、と話されました。

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 講演の結びでは、沖縄の有名な言葉「ナンクルナイサ」の本来の意味を紹介しながら「人生とは選択の連続。自己に向き合い、なぜ今の仕事を選んだのか、何を大切にし何を目指しているのか、どう生きたいのかを考え続けて、この人生で良かったと思えるように常に選択を意識してほしい」と話されました。

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